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2018年01月22日 [不動産]

マイナス金利って何?


2016年2月、日銀はマイナス金利導入を発表しました。このマイナス金利とはどういうものなのでしょうか。そして、私たちはそれに対して何をしていけば良いのでしょうか。
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金利というのは、貸し付けたお金に対する利子のことで、私たちが銀行からお金を借りれば、銀行に手数料として利子を支払います。反対に、私たちが銀行にお金を預けると、銀行は私たちに利子をつけて返してくれます。
ですから、これまでは銀行にお金を預けていたら、お金は増えていくと言うのが常識でした。
ところが、2016年2月16日、日銀が発表したマイナス金利導入のニュースは、日本に大きな衝撃を与えました。マイナス金利ということは、お金を預けたら増えるどころか、逆に手数料を取られて減ってしまうということです。これはいままでの常識を覆す大問題です。
しかし、日銀の発表したマイナス金利の導入は、市中銀行が日銀に預ける当座預金の一部にのみ適用ということで、私たちが銀行に預けているお金がマイナスになるというわけではありません。あわてて銀行にお金を引き出しに行く必要はないのです。
長らく、日本経済はデフレ状態にありました。デフレとは、物価の下落を意味しますが、物価が下落することにより、需要の縮小、貨幣経済の収縮が起こり、経済が悪化していきます。バブル崩壊以後、日本は長いデフレ下にあり、政府はこれまでも景気回復策としてさまざまな取り組みを行ってきました。ゼロ金利政策や量的金融緩和政策などで、お金の流れを活発化しようと試みてきましたが、なかなか効果は現れず。頼みのアベノミクスも順調な滑り出しを見せたかに思えましたが、尻すぼみ状態。そこで、切り札として出してきたのが、マイナス金利政策です。
市中銀行が日銀に預ける際の金利をマイナスにすることで、市中銀行がなるべく多くのお金を民間に投資する方向に持っていき、景気を回復させようという試みなのです。
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マイナス金利で何が期待できるの?

日銀は市中銀行のための銀行として、日本のお金の流れを操作し、日本の景気の安定を図っていきます。景気が悪いと、流通する資金をなるべく市中に流して経済の動きを活発化させようとします。逆に経済の動きが活発すぎてインフレが加速気味になると、それを抑制するための政策を出します。
その手段の一つとして、金利の上げ下げがあります。日銀が市中銀行のために出す金利は、日本経済の金利を左右していきます。つまり、日銀が金利を下げれば、世の中の金利は連動して下がっていきますし、日銀が金利を上げれば、世の中の金利は上がっていきます。
金利が上がれば、お金を銀行に預けて増やそうとする人が増えますので、お金の動きが静まります。反対に、金利が下がれば、お金を銀行に預けておいても仕方がないので、もっと有効活用しようと人々は動き出します。この状況が、まさにいまの状況です。
日銀が市中銀行に対してマイナス金利を出せば、市中銀行は日銀に預けるお金は最低限にして、それを民間に投資して金利を得ようとします。同時に、日銀からのマイナス金利分を補うため、一般の預金金利も下げ始めます。今回も、大手市中銀行は、いち早く普通預金金利を従来の0.2%前後から0.01%という、破格の低金利に踏み切りました。マイナスではないものの、銀行に預けてもお金はまったく増えないのと同じ状態です。
それと同時に、積極的にお金を貸そうとするので、貸付金利も引き下げてきます。今回は、住宅ローンの金利引き下げがいち早く行われています。これまでも低金利時代に支えられてそれほど不景気の波を浴びていなかった住宅市場ですが、今回の引き下げは、さらに住宅市場の活発化を狙った動きです。そういう意味では、住宅購入を考えている人にはむしろ良い知らせとなりました。数年前よりマイナス金利を実施しているヨーロッパでは何の効果もないと批判気味の政策ですが、この金利動向をしっかりと見据えて、上手に資産運用をしていかなければなりません。これまで銀行まかせだった私たちも、しっかりと金融知識を身につけていく時代が来たのかも知れません。


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